『WordPressのやさしい教科書。 手を動かしながら学ぶ実用サイト作りと正しい運用 5.x対応版』本を執筆することになったきっかけ

めちゃくちゃ久しぶりのブログ更新になります。
前回の投稿から数年。。。

この間なにをしていたのかと振り返ってみると 2017年 京都、 2018年 大阪の WordCamp の実行委員などをやってました。

そしてこの度その WordPress コミュニティで出会った方々と共著で WordPress の本を書くことになり、2019 年 5 月 21 日に出版されました。

WordPressのやさしい教科書。 手を動かしながら学ぶ実用サイト作りと正しい運用 5.x対応版|株式会社エムディエヌコーポレーション
https://books.mdn.co.jp/books/3219203002/

著者メンバーは
竹下 和人さん @mt8_dot_biz
額賀 順子さん @nukaga
占部 紘さん @Toro_Unit
と自分を含めて 4 人での共著になります。

本を書くことになった経緯など

もともとは自分以外のお三方で執筆を進めていて、進行の過程で執筆以外に原稿をレビューするチームが必要とのことでレビューチーム発足時に自分が招集されました。
しかし原稿執筆の時期が年度末ということもあり、お三方では手が足りないとのことで急遽自分も執筆に参加となりました。

この辺りの経緯は竹下さんのブログで詳しく書かれています。
https://mt8.biz/1267/

余談ですが今回、竹下さんに執筆してみない?とお誘いを受けたのですが別のコミュニティ「毎日スマホで PUBG する会」で竹下さんに自分の生活形態をだいたい把握されていてこいつは暇だ。いける。と判断され誘われたのではないかと推測しています。

といった具合で自分は途中からの執筆に参加となりますが、いろいろな web サービスを駆使しての執筆作業をする環境がすでに整っていたので戸惑いなく執筆作業を進めることができました。

作業環境やワークフロー

共著ということで共同制作で進行していくわけですが、すでに優秀な方々ばかり集まっていただけあって普段の web 制作の作業環境とかわらない状況が以下のように整ってました。

  • 執筆ルール・執筆完了までの全体流れ → Backlog の Wiki に記載
  • 自分はどの章を書けばいいか → Backlog の 課題で章割り
  • どういったことからどういったことまで書けばいいか → 課題に記載
  • どうやって書けばいいか → 自分が好きなエディターで Markdown で書く
  • バージョンの管理 → Backlog の Git へ
    ブランチは各章ごとにあります。
  • レビュー依頼 → 各章書き終えればレビューチームに課題の担当ふり
  • レビューチームフィードバック → 課題のコメントで指摘
  • 各章書き終えれば原稿作成依頼 → Backlog の 課題の担当を原稿の作成をしてくださるデザイナーさんへ
  • 原稿は確認用の PDF ファイルになり Backlog の「ファイル」へアップロードし、フォルダ名でバージョン管理
  • 原稿(PDF)へのフィードバック → Brushup のコメントで赤入れ。
  • 途中を繰り返して執筆完了

おおまかなフローはこんな感じでした。

途中その場でルールを決めるようなことも多少ありましたが都度都度チャットや顔を合わせてのオンラインミーティングなどで決めていくことで特に支障なく進行できていたいと思います。

使用したサービスの用途

Backlog

課題の進行管理と Git を使ったファイル管理に使用
https://backlog.com/ja/
途中から執筆に参加でしたがこれまでの経緯や執筆についてが課題と Wiki に書かれていたのですんなりと途中参加できました。

優秀なディレクター(竹下 和人さん)がいると経験したことない作業でもスムーズにいくものだなーとと思ったと同時に自分もこうやって進行すべきだなと勉強になりました。

Typetalk

普段の連絡。雑談など。
https://www.typetalk.com/ja/

Brushup

テキストの添削に使用
https://www.brushup.net/

原稿(PDF)への赤入れ箇所をブラウザ上でコメントとして記載でき、ステータスの管理やコメントごとに URL が発行されたりとフィードバックする側としては非常に楽でした。

原稿を印刷して(本なのでページ数分)確認して赤入れしてスキャンして、、とか考えるとちょっとゾッとします。

Zoom

オンラインミーティング
https://zoom.us/jp-jp/meetings.html

執筆陣のみんなが日本各地(途中旅行先からもあったw)に散らばっていることもあり、オフラインで顔を合わせてミーティングをするのが非現実的であったため定期的にオンラインでミーティングをしておりました。

「WordPressのやさしい教科書。 」について

ここまで内容について一切触れてませんが、まだ本を購入されていない方で「WordPressのやさしい教科書。 」ってどんな人向けの本?って思われた方は、ぜひ額賀さんの記事を読んでみてください!

https://nuuno.net/information/wp5-yasashii-cat/

自分の書いた章を紹介しておきますと、公開された WordPress サイトの解析をしたり、記事を SNS でシェアしたりするためのプラグインを導入する方法を紹介・説明する内容になります。

最後に

執筆を依頼された章はブログでプラグイン紹介する感じで書くのとそんなにかわらないなーと浅い考えで「ぜひお願いします」と返答してしまいましたが、実際に作業を進めると自分のブログとの作業の重さが違うといいますか、印刷されたら修正できないっていう重圧があり、担当ページ以外にも全体を通してテキスト(コード部分等)の装飾に違いはないかや、特に共著なので全体を通しで読んで違和感がないかなど何回も原稿を読み返しました。

また Facebook や Instagram のプラグイン認証などのページは表示回数としてはレアなのでスクリーンショットは一発勝負!みたいなこともあるので、本を書かれる際は画面の動画とっておくことをおすすめしておきます!

とまあこんな感じで本を書いて出版できたよーっていうお話でした。 途中からの参加ということで薄い内容になってしまいましたが、おそらく今後経験することがないであろうことに携わることができて楽しかったです。

思えばこのサイトを公開したのが 2014 年の WordCamp Kansai 2014 開催前日で、イベント参加用にと自分の名刺を作って URL を記載してたもんだから急いで作ったサイトがこのブログでした。


そのときの WordCamp Kansai 2014 の実行委員長が額賀さんで、約 5 年たって一緒に本を書かせていただくなんて思ってもみなかったのではじめてのオンラインミーティングのときに実はこっそりジーンとしてました。エモい笑

その WordCamp Kansai 2014 の後の懇親会で WordBench(現 WordPress Meetup)というコミュニティがあることを知り、神戸のコミュニティで竹下さんと会って最近は毎日スマホゲーするようなよくわからん関係ですがw この本の制作に巻き込んでくれておもろい経験をさせてくれてほんとにありがとうございました!

占部さんはいつのタイミングかわからん間に知り合ってましたw
いつもなんかありがとう!

本を通してこの記事を読んでくれた方もぜひ WordPress Meetup に参加してみましょう!

お近くの WordPress Meetup を探すには占部 紘さんが作成した WordPress Meetup Map で探してみるといいですよ!これすごいね!

レビューチームの皆様とも WordPress コミュニティで出会ったことがある方ばかりで、こんな自分の稚拙な文章に対してすごく丁寧な添削をしてくださりほんとにありがとうございました。

あのときのもらった指摘を今この記事で発揮できてるのかわかりませんが、思い出して句読点の位置などを気をつけたいと思います!

継続してコミュニティのイベントに参加したり、お手伝いをしているとこういうこともあるんだなーと不思議な気持ちですw

著者陣の皆様、出版社・編集社の担当者様、レビューチームの皆様、そして本を購入いただいた方々もどうもありがとうございました!